竹田圭吾さんを苦しめた膵臓がんの恐怖
2016年1月10日
ジャーナリストの竹田圭吾氏が膵臓がんのために亡くなりました。
51歳になったばかりでした。
膵臓がんとはどんな病気なのでしょうか?
発見が困難なのは、初期ではほとんど症状がないから
膵臓がんとは膵臓にできる悪性腫瘍のことです。
膵臓は胃の裏側、お腹の奥深くにあり、初期ではほとんど症状がありません。
一般的に膵臓がんというと、全体の9割を占める「浸潤性膵管がん」を指しますが、
膵管には上皮細胞の下にがんの進行を防ぐ粘膜層や筋層がないため、
すぐにがんが浸潤してしまいます。
さらに、膵臓の周りには太い血管やリンパ節があるために
全身にがんが転移しやすいのです。
そのため、膵臓がんが発見された時点ですでに進行がんであることがほとんどであり、
多くの患者が発見から2年以内に亡くなっています。
がんの中でも死亡率が飛び抜けて高いことが膵臓がんの特徴の1つです。
膵臓がんの原因は不明ですが、発症を助長するリスク因子についていろいろと分かってきています。
膵臓がんになりやすい人とは?
遺伝について、肉親で膵臓がんになった人が1人以上いるとリスクが1.8倍高まりますが、
遺伝性の膵臓がんは全体の10%以下です。
リスク因子の代表は、たばこ、肥満、飲酒、糖尿病です。
- ヘビースモーカーの場合、吸わない人に比べて2.2倍高くなります。
- BMIが25以上の肥満の人は、それ以下の人に比べて2倍高まります。
特にBMIが30以上の20歳男性では、3.5倍も高くなります。 - 最も注意が必要なのは糖尿病で、そうでない人て比べて8倍にもなります。
慢性膵炎から膵臓がんになる患者も多いです。
膵臓がんは進行が早いのとは対照的に症状が乏しく、発見が非常に難しいです。
みぞおちから左上腹部にかけての激痛や背中の痛み、吐気、嘔吐、高熱、黄疸などの
症状が慢性的に続くときは受診したほうがいいでしょう。
血糖値の急激な上昇や、家族歴のない糖尿病の発症も膵臓がんを疑って検査する必要があります。
また、アミラーゼという膵臓の酵素の値が上昇した場合や、
腹部超音波検査で膵嚢胞が見つかった場合も要注意です。
普段から体調の変化や健康診断の結果に注意すると同時に、
生活習慣の見直しがとても大切です。
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