ピーター・ドラッカーが提唱する時間管理 「プロフェッショナルの条件」から学ぶ目から鱗の時間の使い方
ピーター・ドラッカーの著した「プロフェッショナルの条件」では、
時間管理の仕方が提唱されています。彼が言う時間の管理とは、
計画通りにことを運ぶためのものです。
「仕事からスタートせずに時間からスタートせよ」と言うように、
1日の生活の中で仕事に費やす時間が多く要しています。
その中で本当に成果を上げることができている仕事が
どのくらいあるのか見直すことが大切なのです。
そのための方法には「時間の記録」と「時間の管理」をし、
「時間をにひとまとめにする」という3つのステップが
成果をあげる基本だということです。
なにかしらの問題に直面したときに
何を一番大きな括りとして対応すれば良いのかということに対して、
それはお金や能力や環境ではなく時間であるのです。
まずは時間の記録をしていくのですが、
その際には記憶によって記録するのではなく
ほぼリアルタイムに記録することが重要なことです。
なぜなら、記憶をたどって寄せ集めた記録というものは
「そういう時間の使い方をするべき」というような
思い込みのものになりがちだからです。
それらの記録を元にして
「何に時間がとられているかを明らかにする」ということが必要になります。
自分がどんな時間の過ごし方をしているのかということを知り、
自分の時間を明らかに奪っているような仕事があるのならば、
それを避けたり断ったりする必要もあるとのことです。
これまでに無駄に費やしてきた時間を知ることで、
改めて時間の管理を始めていくのです。
管理をしていくことで生まれた時間が大きくひとまとめになった時間が、
真の生産的な仕事をするための時間に費やすことができるというわけです。
つまり必要のない仕事はしないことで、
その分、考えることに時間を使うことが有効な時間の使い方になるということです。
何かを成し遂げようと考えている時に
必要なことと不必要なことを明らかにすることがまず大切なことで、
そこで明らかになった不必要なことに費やしている時間を
なくす努力をすることが大切なことです。