九重親方も勝てなかった膵臓がんの予防法について


昭和の大横綱が乗り越えられなかった病

ウルフの愛称で知られ、
小兵ながらも鍛え抜かれた美しい体で
最高位まで上り詰めた昭和の大横綱「千代の富士」。

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引退してからも九重親方として後進の指導にあたり、
熱心で愛情のある教育にも高い評価がされていました。

しかし、その肉体を蝕んだのが膵臓がんでした。

発見されたら、自分は数ヶ月の命と覚悟する

沈黙の臓器と呼ばれるほど自覚症状がないことも手伝って、
発見した時には手遅れであることも多い、タチの悪いがんです。

位置的にも胃の裏側にあたるため、
検査でも発見が難しいのも、生存率を落とす原因です。

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他のがんと比べても5年生存率などのデータも極端に悪く、
周りの臓器への転移も多いがんです。

初期症状はほとんどない場合が多く、
痛みや違和感、体重の減少や食欲不振などの
自覚症状が出て病院に行った時にはすでに手遅れ、
手術もできず余命数ヶ月という状況も珍しくありません。

特に気をつける“3つ”のこと

九重親方を襲ったこの厄介ながんのリスクを少しでも下げ、
予防するためにはどんな手立てがあるでしょう。

膵臓がんの原因物質の幾つかは明らかになっています。

1つ目はタバコです。

・喫煙者は発症率が非喫煙者の1.6倍から1.7倍にもなります。

2つ目は加工食品です。

・燻製や加工肉などの食べ物を摂り過ぎるのもいけません。

食品添加物の影響により発症のリスクを上げてしまうからです。

3つ目は肥満です。

・肥満も危険因子の一つ。

運動不足の人は注意が必要です。

・逆に良いものはサンマやイワシの青魚です。

これらに含まれるDHAが膵臓がん発症のリスクを下げてくれます。

糖尿病にならない生活習慣がそのまま膵臓がん予防につながる

膵臓がんのリスクを高める因子は、糖尿病と似ています。
実際に糖尿病患者は膵臓がん発症のリスクが高いというデータもあります。

血中の糖分が増えすぎることにより膵炎を発症し、
それががんに繋がることが多いのもこの因果関係を物語っています。

この事実を逆説的に捉えるなら、
糖尿病を予防する生活習慣がそのまま、
この恐ろしい膵臓がんの予防に繋がると言えます。

アルコールの過剰摂取は控え、
ストレスを溜めないように発散することも大事です。

コーヒーや緑茶は予防効果が期待できるので、
一日三杯程度を目安に、積極的に摂りたいです。

 

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